読み物倉庫


謡曲を読もう ―観てから読むか 読んでから観るか―
竹生島(第三回淡海能 一期生R.M訳)
作者:不明
能柄:脇能物・荒神物・太鼓物
人物:前シテ・漁翁
    後シテ・龍神
    前ツレ・浦の女
    後ツレ・弁才天
    ワキ・朝臣
    ワキツレ・従臣
    アイ・竹生島明神の社人
小鍛冶(第四回淡海能 二期生C.U訳)
作者:不明
能柄:五番目物・霊験物・太鼓物
人物:前シテ・童子
    後シテ・霊狐
    ワキ・小鍛冶宗近
    ワキツレ・勅使
    アイ・末社の神または宗近の下人
羽衣(第五回淡海能 四期生K.K訳)
作者:不明
能柄:三番目物・精天仙物・太鼓物
人物:シテ・天人
    ワキ・白竜
    ワキツレ・漁夫
船弁慶(第六回淡海能 五期生T.Y訳)
作者:観世信光
能柄:五番目物・猛将物・太鼓物
人物:前シテ・静御前
    後シテ・平知盛の霊
    子方・源義経
    ワキ・武蔵坊弁慶
    ワキツレ・従者
    アイ・船頭
菊慈童(第七回淡海能 五期生R.T訳)
作者:不明
能柄:四番目物・唐物・太鼓物
人物:シテ・慈童 
    ワキ・勅使
    ワキツレ・従臣
井筒(第八回淡海能 一期生R.M訳)
作者:世阿弥
能柄:三番目物・本鬘物・大小物
人物:前シテ・里の女 
    後シテ・井筒の女の霊
    ワキ・旅の僧
    アイ・里の男
巻絹(第八回淡海能 一期生R.M訳)
作者:不明
能柄:四番目物・特殊物・太鼓物
人物:シテ・巫女
    ツレ・都の男
    ワキ・勅使
    アイ・従者
船弁慶(第十回 五期生T.Y訳)
作者:観世信光
能柄:五番目物・猛将物・太鼓物
人物:前シテ・静御前
    後シテ・平知盛の霊
    子方・源義経
    ワキ・武蔵坊弁慶
    ワキツレ・従者
    アイ・船頭
石橋(一期生R.M訳)
作者:不明
能柄:五番目物・本祝言物・太鼓物
人物:前シテ・童子 
    後シテ・獅子
    ワキ・寂昭法師
    アイ・仙人
鶴亀(一期生R.M訳)
作者:不明
能柄:脇能物・唐物・太鼓物
人物:シテ・皇帝 
    ツレ(または子方)・鶴
    ツレ(または子方)・亀
    ワキ・大臣
    ワキツレ・従臣
    アイ・官人
(一期生R.M訳)
作者:世阿弥
能柄:五番目物・貴人物・太鼓物
人物:前シテ・潮汲みの老人
     後シテ・源融の霊
    ワキ・旅の僧
    アイ・都六条辺の者


過去の企画

深野貴彦独立披露能 「鶴亀」「二人静」「石橋」
第21回早春立合能 「東北」「千鳥」「熊坂」
浦田定期能 「神歌竹生島」「千手」「国栖」




今月の謡(2002年4月〜2003年3月)

  謡曲には、季節感があります。四季折々の風景を詠みこんだ素敵な詩章がたくさん あります。その中から月に一つづつ紹介していきます。
  謡曲はそれぞれ何月のものか決められています。(どの季節にも当てはまらないも のもあります。)謡本などにも明記されていますが、それは旧暦によるものです。今の暦で考え ると少しずれています。そのため、ここでは滋賀県の季節を中心に独自に選んでいます。<R.M>

<第一回・四月>「花ぞ散りける。花ぞ散りける。花ぞ散りける」 『道成寺』
<第二回・五月>「牡丹芳、牡丹芳、黄金の蘂現れて、花に戯れ枝に伏し轉び」 『石橋』
<第三回・六月>「水暗き。沢辺の蛍の影よりも。光君とぞ契らん」 『葵上』
<第四回・七月>「鷺の居る。池の汀は松ふりて。池の汀は松ふりて」 『鷺』
<第五回・八月>「松の声。柳葉を払って月も涼しく星も相逢ふ空なれや。」 『天鼓』
<第六回・九月>「秋の水 り落ちて去る舟の 月も影さす棹の歌。」 『江口
<第七回・十月>「山イリとして霜侵せる紅樹。水エイ廻として露潤す黄菊。」 『枕慈童』
<第八回・十一月>「この御跡に何時となく。離れもやらで蔦紅葉の。色こがれ纏はり。」 『定家』
<第九回・十二月>「あゝ 降ったる雪かな。」 『鉢木』
<第十回・正月>「それ青陽の春になれば。四季の節会の事始め」 『鶴亀』
<第十一回・一月>「雪の下なる若葉をば今幾日ありて摘まゝし。」 『二人静』
<第十二回・二月>「雲雀落ち来る粟津野の。草の茂みを分け越えて。」 『絵馬』
<第十三回・三月>「二月の雪は衣に落つ。あら面白の花の匂やな。」 『弱法師』




お能でウフフ(1996年4月〜1998年7月)

  これは、新設の滋賀県立大学に一期生として入学し、張り切っていたR部員が同じく張り切っていた学園新聞社(学内のサークルの一つです)の友人に「滋賀県とお能をからめたお話でも書くから載せてよ」と詰め寄って紙面を裂かせるのに成功した企画です。張り切っていたからとてよいものが書けるわけでもないのは読んでいただくとおわかりになると思います。ただ、局所的な人気は博しましたのでここに紛れ込まれる方の琴線に触れ得るかもしれません。そんなわけで載せてみました。一応ひっそりと。
  九の巻まで原稿がありますが、完結はしておりません。執筆者の生来の自堕落のせいです。新聞社も後継者不足で経営難に陥りましたし。そんなこんなでいつしか再開を願われることもなく連載がストップしてしまいました。だらしないことですみません。そんなものでもよろしければご覧下さい。
お能でウフフ
 序の巻         
 一の巻         
 二の巻「竹生島・松」 
 三の巻         
 四の巻「竹生島・竹」 
 五の巻「竹生島・梅」 
 六の巻「能面・松」  
 七の巻「能面・竹」  
 八の巻「能面・梅」  
 九の巻「世阿弥・松」 

特別版 お能でウフフ
 



トップに戻る